11月13日(水)から3日間、総務経済委員会として、宇都宮市、渋川市、三条市へ訪問しました。宇都宮市では、「宇都宮市自転車のまち推進計画」についてご教示いただきました。ポイントは、道路における自転車と歩行者の共存と公共交通との連結と活用について、様々な視点で工夫して取り組まれておりました。(写真は自転車利活用推進戦略施設「宮サイクルステーション」)
渋川市では、「都市再生整備計画」と「ふるさと通信」について研究させていただきました。「都市再生整備計画」は、伊香保地区について目標値(宿泊客数・まちの駅来客数・地区の駐車場利用台数・ホームページ検索利用件数)を設定し、その改善策については地域一丸となって重点的に取り組まれておりました。「ふるさと通信」とは、市内の情報を冊子に取りまとめ、市民が県外へ転出した際の希望者へ、故郷への思いを忘れないようにと、無料で配布しているツールの一つです。なかなか費用の面で高額になっている様でしたが、ふるさと意識の高揚やふるさと納税の件数納税額増加に効果が現れておりました。また、(株)岡本工作機械製作所様へ訪問させていただきました。平面研磨日本一、いや、世界一の技術と技能を有する企業であり、工場見学させていただいた際、たまたま「きさげ作業」を見る事ができ、脈々と技能の伝承が成されている事に感動いたしました。ご対応いただいた労使に感謝申し上げます。(写真は渋川市役所内会議室で説明を聞いている様子)
三条市では、「公共交通」について伺いました。公共交通といっても幅が極めて広く、三条市においては現状と課題の把握を進める中で社会実験を実施し、そのデータを参考に「市域公共交通総合連携計画」として取り組んでおりました。具体的には、コミュニティバスや高校生通学ライナーバス、デマンド交通といったカテゴリーに特化し、3年間取り組んだ後では、高齢者や学生の移動利便性の向上や波及効果として家族が送迎しないで済むようになったり、デマンド交通の必要性に合わせた充実性向上による公共交通空白地域をカバーする事ができたなどに成果が現れておりました。(写真は三条市役所内会議室で説明を聞いている様子)
最後に、宇都宮市役所様、渋川市役所様、三条市役所様、(株)岡本工作機械製作所の労使各位の皆様に、心から御礼申し上げます。ありがとうございました。